音部記号(clef)
「音部記号(clef)」について、DTM用語の意味などを解説
音部記号(clef)
音部記号(clef)は、五線譜上での音の高さを指定する記号。演奏に使用する楽器の音域に応じて、3種類の音部記号が現在使われている。音部記号(clef)とは、五線譜において音の高さを示すために用いられる記号であり、どの音を基準として五線上に配置するかを決定する役割を持つ。代表的な音部記号にはト音記号(G clef)、ヘ音記号(F clef)、ハ音記号(C clef)があり、それぞれが特定の音の位置を示している。DTMにおいても音部記号はMIDIノートの視覚的配置やスコアエディターの表記に関係し演奏データの理解を助ける。
ト音記号は五線の第2線を「G(ソ)」とし、高音域の楽器や右手のピアノパートに用いられる。ヘ音記号は第4線を「F(ファ)」とし、低音域の楽器や左手のパートに使用される。ハ音記号は中音域を担当し、ビオラやトロンボーンなどに使われ、五線上の中央の音を「C(ド)」と定める。現在使われている音部記号は、主として高音域の記譜に使われる高音部記号(ト音記号)、中音域の記譜に使われる中音部記号(ハ音記号)、低音域の記譜に使われる低音部記号(へ音記号)の3種類。
「音部記号(clef)とは」DTM用語としての「音部記号(clef)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: