DTM用語

デスクトップミュージック 用語辞典

下属和音(subdominant chord)

Posted by 有世犬

「下属和音(subdominant chord)」について、DTM用語の意味などを解説


下属和音 DTM用語

下属和音(subdominant chord)

下属和音(subdominant chord)=サブドミナント・コード、サブドミナント・マイナー・コード
スケールのルート音の4度上に構成される下属和音のことで、通常SまたはSDと略される。長調ではⅣ、短調ではIvmがこれに相当し、トニック・コード(主和音)、ドミナント・コード(属和音)と並んで主要和音のひとつとされる。サブドミナント・コードの大きな役割はドミナント7thコードのための準備であり、それによってドミナント終止を安定感のあるものとする。下属和音(subdominant chord)とは、音楽理論において主音(トニック)から数えて4番目の音(下属音)を根音とする三和音または和音のことで、機能和声における「下属機能(サブドミナント機能)」を担う。例えばCメジャーキーにおける下属和音はF(F-A-C)となる。

下属和音は、主和音(トニック)と属和音(ドミナント)との中間的な役割を果たし、曲の流れに柔らかい変化や準備的な緊張感を与える。トニックからドミナントへ向かう流れの中で、下属和音は調性感を強化しつつ滑らかな遷移を促す。特に「T-S-D-T」(トニック→サブドミナント→ドミナント→トニック)という基本進行はクラシックからポピュラー音楽まで幅広く使われている。また、トニック・コードヘ直結することも多い(サブドミナント終止)。いすれにしても、トニック、ドミナントの各コードに次いで調性の確立と維持に大きくかかわってくるコードといえよう。

「下属和音(subdominant chord)とは」DTM用語としての「下属和音(subdominant chord)」の意味などを解説

ホームページ制作