カット(Cut)
「カット(Cut)」について、DTM用語の意味などを解説
カット(Cut)
カット(Cut)は、エディット作業において、指定範囲のデータを削除してバッファー・メモリーに登録すること。音量レベルなどについては、その値を小さくすること。カット(Cut)とは、DTMや音楽編集において、選択したMIDIノート、オーディオクリップ、またはオートメーションデータなどを一時的に削除し、クリップボードに保持する編集操作を指す。その後、任意の位置にペースト(貼り付け)することでデータの移動が可能となる。これは、楽曲構成の変更やフレーズの再配置、不要パートの整理などにおいて基本かつ重要な機能である。
カット操作は、単に削除する「デリート」と異なり、削除したデータを別の場所に転用する意図を含むため、制作の効率化や構成の柔軟な変更に貢献する。たとえば、Aメロのメロディラインを別の小節へ移動したい場合、カットして貼り直すことで再構成が素早く行える。多くのDAWでは、キーボードショートカットにより直感的かつ迅速な編集が可能であり、試行錯誤を繰り返す現代の音楽制作において重要な操作となっている。音量レベルのカットにおいては、対義語はブースト。
「カット(Cut)とは」DTM用語としての「カット(Cut)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: