デジタル・コンパクト・カセット(digital compact cassette DCC)
「デジタル・コンパクト・カセット(digital compact cassette DCC)」について、DTM用語の意味などを解説
デジタル・コンパクト・カセット(digital compact cassette、 DCC)は、フィリップス社が開発した民生用デジタル・カセットで、テープは従来のアナログ・カセットと同サイズだが構造は異なる。録音/再生はデジタルで行なわれ、サンプリング周波数は48kHz、44.1kHZ、32kHzの3種類。
DATと違い固定ヘッド方式で、高密度記録のためにPASCと呼ばれるデータ圧縮を行なっている。PASCは耳のマスキング効果を利用したもので、不要と思われるデータを削除して約1/5にまでデータを圧縮する。 DATに比べて原理的に歪みは発生するが、民生用としては十分な性能を持つ。使用テープにアナログ・カセットとの互換性はないが、DCCデッキではアナログ・カセットの再生だけは行なえるように考慮されている。
「デジタル・コンパクト・カセット(digital compact cassette DCC)とは」DTM用語としての「デジタル・コンパクト・カセット(digital compact cassette DCC)」の意味などを解説
Published:2024/04/16 updated: