DTM用語

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ソート(sort)

Posted by 有世犬

「ソート(sort)」について、DTM用語の意味などを解説


ソート DTM用語

ソート(sort)

ソート(sort)は、データを一定順序に配列し直すことをいう。日本語では分類。ソート(sort)とは、デジタル音楽制作において、データの順序を特定の基準に従って整理・並び替える処理を指す。特にMIDIデータの編集時やイベントリストの管理において、ソートは非常に重要な操作のひとつである。例えば、ノート・オンやノート・オフ、コントロールチェンジ、ピッチベンドなど、複数のMIDIイベントが同一トラックやチャネルに混在する場合、それらを「時間順(クロノロジカル)」に並べ直すことで、処理の安定性と視認性を確保することができる。たとえば、数の大きさの順、アルファベット順、五十音順などの項目に従って並べ換えられる。

ソートの方法には、時系列順、イベント種別順、ノートナンバー順、ベロシティ順など様々な基準があり、使用するDAWやMIDIエディターによってその選択肢は異なる。特に大量のMIDI情報を扱う際には、データが混線することで予期せぬ挙動が生じることがあるため、適切なソート処理はクリーンなMIDI信号の維持に不可欠である。また、オートメーションデータの管理やサンプルブラウザ、ライブラリの整理など、ソートはMIDIに限らずDAW全体の作業効率を左右する基本的な操作とも言える。数千におよぶオーディオファイルやMIDIクリップ、パラメータ設定の中から目的の情報に迅速にアクセスするためには、メタ情報を基にした柔軟なソート機能が求められる。ソートは単なる整列ではなく、制作フロー全体の可視化と最適化を担う機能として理解されている。

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