タイ(tie)
Posted by 有世犬
「タイ(tie)」について、DTM用語の意味などを解説
タイ(tie)
タイ(tie)は、楽譜上で、ふたつの同じ高さの音の上か下につけられる孤線。タイのつけられたふたつの音は、切れ目なく連続したひとつの音として演奏される。タイとは、連続する2つの同じ高さの音符を結んで一つの音として演奏する記号のことを指す。タイでつながれた音符は、2つの音符の音価(長さ)が合算され、その間に切れ目がなく滑らかに伸ばされる。DTMやMIDI制作でも、タイの概念は連続音符の自然な演奏やスムーズなフレージングを表現する際に重要だ。例えば、4分音符と8分音符がタイで結ばれると、その合計時間分だけ音が保持される。タイは音符の長さを調整し、リズムの流れを変化させるための基本的な音楽記号であり、楽曲の表情づけに欠かせない要素である。
タイは同じ小節の中で使われるほか、縦線をまたいで異なる小節の音に及ぶこともある。
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Published:2025/04/16 updated: