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リフレイン(refrain)

Posted by 有世犬

「リフレイン(refrain)」について、DTM用語の意味などを解説


リフレイン DTM用語

リフレイン(refrain)

リフレイン(refrain)は、楽曲構成上のテーマ(主題)部分、すなわち通常の演奏や歌唱で繰り返される部分を指す。コーラスの用語が一般に多用されている。リフレイン(refrain)とは、楽曲において繰り返されるフレーズやセクションを指し、その語源はフランス語の「再び歌う」という意味に由来する。主にポピュラー音楽や歌謡曲におけるサビ部分に相当し、メロディや歌詞が定期的に戻ってくることで、楽曲の印象を強化し、聴き手に覚えやすさや親近感を与える効果がある。DTMの制作過程では、リフレインは構成の骨格を形成する重要な要素であり、ループ構造の基盤として用いられることが多い。

リフレインの反復に変化を加える

リフレインの反復に変化を加える

リフレインの反復には単純なコピー&ペーストだけでなく、微妙な変化を加えることが効果的である。例えば、EQやフィルターカットオフの調整、リバーブやディレイのディプスの変化、オートメーションによるダイナミクスの増減を用いて変奏を施すことで、同じフレーズでありながら新鮮さを保ち、聴き手の興味を維持できる。また、コード進行や伴奏のアレンジを少しずつ変化させることで、リフレインの繰り返しにドラマティックな起伏を生み出すことも可能である。特にエレクトロニックミュージックやヒップホップのビートメイクにおいては、リフレインの役割はループベースのグルーヴ形成に直結し、グルーヴの微細な変化がトラック全体の躍動感を左右する。リフレインは単なる反復ではなく、楽曲のテーマや感情を強調し、聴覚的モチーフとして機能する重要な構造要素である。

Category : DTM用語り

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