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リハーブ(reverberation)

Posted by 有世犬

「リハーブ(reverberation)」について、DTM用語の意味などを解説


リハーブ DTM用語

リハーブ(reverberation)は、残響のこと。さまざまな遅延時間を持った多数の反射音(エコー)が合成されて得られる効果。いわゆるエコーが山びこ現象なのに対して、リハーブは風呂場などの余韻をさし音に厚みと奥行を加える。リバーブ・マシンは単にリハープと呼ばれることが多い。
リバーブ・マシンは次の4種に大別できる。

リバーブ・チェンバー

リバーブ・チェンバー DTM用語

これは残響発生に実際の部屋を使用するものである。なるべく残響が多く発生するような部屋を使い、その中でスピーカーから音を出し、発生した残響をマイクで拾う。もっとも自然な残響が得られるとされているが、装置が大がかりになるため大スタジオや放送局、音響関係の研究所などにしかない。リバーブ・チャンバー。エコーリレーム。

機械式

機械式リバーブ DTM用語

機械的な可動部を持ったマシンのことをいい、スプリング式のリバーブ・ユニットや、いわゆるプレート・エコーを指す。スプリング式は一定の張力で張ったバネの片側を音声信号に従って駆動してやり、もう片側でバネの運動(正確には回転運動)を検出する。プレート・エコーはスプリングの代わりに金属板や金属箔を使用するもので、形は大きくなるが良質の残響を得やすい。EMT社の製品が有名である。

アナログ電子式

アナログ電子式リバーブ DTM用語

BBD(IC)を使った純電子式リバーブ発生器を指す。専用のICも作られていたが音質面で多少の不自然さがあり、現在ではカラオケなどの特定の分野でしか使われていない。

デジタル電子式

デジタル電子式リバーブ DTM用語

DSPを使ったリバーブ・マシンを指す。多くのデジタル・ディレイ・マシンでは、エコーだけでなくリバーブ効果も作り出せる。また、リバーブ専用の高級機もある。

Category : DTM用語り
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