へ音記号(F clef)
「へ音記号(F clef)」について、DTM用語の意味などを解説
へ音記号(F clef)
へ音記号(F clef)は、低音域の記譜に使われる音部記号9=。へ音記号(F clef)は、主に低音部の音符を示すために使われる楽譜記号である。五線譜の四線目に「へ音」の位置を示し、この位置を基準に低音域の音階が読み取られる。弦楽器ではチェロ、コントラバス、エレクトリック・ベース、管楽器ではトロンボーン、テューバなどでの使用が固定化されている。トロンボーン、ファゴット、左手のピアノパートなど、低音域の楽器やパートで多用される。また、音高の指定のない打楽器などの記譜も低音部記号で記譜されることがある。へ音(F音)の高さを指定するところから、へ音記号と呼ばれている。へ音記号によって表される音域はト音記号よりも低いため、低音の演奏や編曲には欠かせない記号だ。DTMでもスコア作成やMIDI編集の際にへ音記号が使用され、正確な音域表現に役立っている。楽譜の読み書きにおいて、へ音記号の理解は低音パートを扱う上で重要な基礎知識である。
「へ音記号(F clef)とは」DTM用語としての「へ音記号(F clef)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: