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階名(syllable names)

Posted by 有世犬

「階名(syllable names)」について、DTM用語の意味などを解説


階名 DTM用語

階名(syllable names)

階名(syllable names)は、音階上の各音の名称を指す。イタリア語での音名(ドレミファソラシ)の使用が一般的で、すべてのメジャー・キー(長調)のトニック(主音)をDO(ド)とし、またマイナー・キー(短調)でのトニックをLa(ラ)として以下順次的に音階名がつけられる。階名(syllable names)とは、音階上の各音に対して与えられる名称であり、相対的な音の位置や機能を示すために使用される。一般的には「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」のように表される移動ド唱法が広く用いられ、主音(トニック)を「ド」とし、他の音はそれに対する関係性で命名される。この方法は調性が変わっても各音の機能を一定に保つため、旋律や和声の構造理解に適している。階名は絶対音名(C・D・E など)とは異なり、調性に依存して変化するため、ソルフェージュ教育や視唱訓練など、耳と音感の育成に特に有効である。たとえば、ハ長調ではCが「ド」だが、ト長調ではGが「ド」となる。これにより、調性を意識した歌唱や演奏が可能となり、音楽の構造的理解が深まる。DTMや作曲においても、階名を意識することで旋律やコードの機能的な流れを捉えやすくなり、より音楽的なアプローチが可能になる。階名は、音楽を相対的に理解するうえでの基本的かつ実用的なツールである。

「階名(syllable names)とは」DTM用語としての「階名(syllable names)」の意味などを解説

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