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バンク・セレクト(bank select)

Posted by 有世犬

「バンク・セレクト(bank select)」について、DTM用語の意味などを解説


バンク・セレクト DTM用語

バンク・セレクト(bank select)

バンク・セレクト(bank select)は、コントロール・チェンジ0、32番。プログラムが格納されているバンクを切り替えるために使用される。バンク・セレクトは、MIDI規格におけるコントロールチェンジメッセージの一つで、複数の音色バンクを切り替えるために使用される重要な機能である。MIDI音源やシンセサイザーは膨大なプリセット音色を内蔵しており、それらは通常、複数のバンクに分けて管理されている。バンク・セレクトを用いることで、標準のプログラムチェンジだけではアクセスできない追加の音色セットを呼び出すことが可能になる。
プログラム・チェンジでは0~127の128種類の音色しか切り替えられないため、それ以上の音色メモリーを持つシンセサイザーでは、バンク・セレクトでバンクを切り替えた後、さらにプログラム・チェンジで音色を指定することにより、膨大な音色をMIDIでコントロールできるようになっている。バンク・セレクトにはMSB(Most Significant Byte)とLSB(Least Significant Byte)があり、これらを組み合わせて細かく音色の切り替えを行う。DTM環境では、MIDIコントローラーやDAWのMIDI編集機能からバンク・セレクトを操作し、多彩な音色表現を実現する際に欠かせないテクニックとして活用されている。

「バンク・セレクト(bank select)とは」DTM用語としての「バンク・セレクト(bank select)」の意味などを解説

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