デコーダー(decoder)
「デコーダー(decoder)」について、DTM用語の意味などを解説
デコーダー(decoder)
デコーダー(decoder)は、信号をデジタル符号などにコード化して記憶・伝送する際にコード化された信号をもとの形に戻す回路/ユニット。デジタル信号をアナログ信号に戻す場合のD/Aコンバーターはこれにあたる。デコーダー(decoder)は、圧縮または符号化されたデジタル信号を元の情報に復元するためのハードウェアまたはソフトウェアのことを指す。DTMや音響機器においては、MP3やFLACなどの音声ファイルを再生可能な信号に変換するオーディオデコーダーが代表的な例である。また、MIDI機器やDAW内でも、MIDI信号やコントロール情報を解釈する内部的なデコーディング処理が行われている。高性能なデコーダーは音質や処理速度に直結し、リアルタイム再生や編集において重要な役割を果たす。また、秘話装置(スクランブラー)を使った電話などで、違う形式に変形されて送られてきた音声信号を、もとの形に戻すのもデコーダーである。また、デコーダーとは逆に、信号をコード化する機器をエンコーダーという。⇒デコード。
「デコーダー(decoder)とは」DTM用語としての「デコーダー(decoder)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: