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コード・プログレッション(chord progression)

Posted by 有世犬

「コード・プログレッション(chord progression)」について、DTM用語の意味などを解説


コード・プログレッション DTM用語

コード・プログレッション(chord progression)

コード・プログレッション(chord progression)は、各種のコード(和音)を連結すること。これによって、メロディリズムとともに音楽の三要素のひとつであるハーモニーの流れが形成される。楽曲の和声的な流れを構成する一連のコード(和音)の連結を指す。コード・プログレッションは楽曲の感情や雰囲気、展開を決定づける重要な要素であり、メロディやリズムとともに楽曲全体の骨格を形成する。DTM制作では、MIDIトラック上でコード進行を入力・編集し、シンセサイザーやサンプラーを通じて具体的な和音として再生することが一般的である。コード・プログレッションはDTMにおける楽曲構築の中核であり、その理解と効果的な活用は魅力的なサウンドメイクに欠かせない要素である。

典型的なコード・プログレッションは、トニック(主和音)、サブドミナントドミナントといった機能和声理論に基づくコードを組み合わせ、調性感や緊張と解決のバランスを生み出す。例えば、「C – F – G – C」というシンプルな進行はポピュラー音楽の基礎となる典型的なパターンである。DTMでは、この進行をMIDIで打ち込み、音色やエフェクトで多彩に表現することが可能。

また、コード・プログレッションはジャンルやスタイルにより多様化し、ジャズやフュージョンでは複雑なテンションコードや代理コードを用いた進行が多用される。DTMソフトにはコード進行の自動生成や補助機能も備わっており、初心者でも高度な和声構造を手軽に扱える環境が整っている。さらに、コード・プログレッションは曲のセクションごとに変化をつけることで、展開やドラマ性を演出する役割も担う。DTMにおける編集機能を活用すれば、進行のコピーや変形、繰り返し設定などが容易に行え、効率的な作曲作業を支援する。基本的にはトニック・コード(主和音)への解決を目指すが、その過程でいろいろな種類のコードが使われ、全体的なサウンドの骨格が示される。
コード進行

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