ハンド・シェイク(hand shake)
「ハンド・シェイク(hand shake)」について、DTM用語の意味などを解説
ハンド・シェイク(hand shake)
ハンド・シェイク(hand shake)は、MIDIのエクスクルーシブなどでデータ転送を行なう際の転送方法。ハンド・シェイクでは、データ転送を行なう双方のMIDI INとMIDI OUTを接続し、ブロック単位でデータを転送する。ハンド・シェイク(hand shake)とは、DTMやデジタル音楽制作において機器やソフトウェア間で通信や同期を確立する際の初期プロセスを指す。例えば、MIDI機器同士やオーディオインターフェースとDAW間でデータの送受信がスムーズに行われるように、互いの接続状態や通信条件を確認・調整する工程である。
この方法では、万一正確にデータが伝わらなかった場合、再度データを要求することができるため(データ・リクエスト)より正確なデータ転送が行なえるメリットがあるが、双方にMIDIケーブルを接続しなければならないなどのデメリットもある。なお、通常のMIDI接続でマスターからスレーブヘと一方的にデータを転送する方法をワン・ウェイという。ハンド・シェイクが正しく行われることで、タイミングのズレやデータの欠落を防ぎ、安定したリアルタイム演奏や録音が可能となる。また、ネットワークを介したリモートコントロールやコラボレーション環境でも重要な役割を果たし、信号の整合性を保つための基本的な仕組みとして不可欠である。
「ハンド・シェイク(hand shake)とは」DTM用語としての「ハンド・シェイク(hand shake)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: