バッファ(buffer)
「バッファ(buffer)」について、DTM用語の意味などを解説
バッファ(buffer)
バッファ(buffer)は、データなどを格納しておくためのエリアを指す。バッファ(buffer)とは、デジタル・オーディオ処理において音声データの一時的な待機領域を指し、リアルタイム性と安定性を両立させるために重要な役割を果たす。DTMでは、DAWとオーディオインターフェース間でやり取りされる音声信号が、処理の遅延(レイテンシー)やノイズを防ぐために一定量まとめてバッファに蓄えられ、その後処理・再生される。この「バッファサイズ」はユーザーが設定できる。サイズを小さくすればレイテンシーは低くなるが、CPUへの負荷が増え、ドロップアウトやクリックノイズが発生しやすくなる。逆にサイズを大きくすれば処理は安定するが、演奏時やリアルタイム録音の際に遅延が大きく感じられる。DTMでは、用途に応じて最適なバッファサイズを選ぶことが作業効率と音質維持の両面で非常に重要であり、CPU性能や使用するプラグインの数によっても適切な設定が変化する。
「バッファ(buffer)とは」DTM用語としての「バッファ(buffer)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: