テヌート(tenuto)
Posted by 有世犬
「テヌート(tenuto)」について、DTM用語の意味などを解説
テヌート(tenuto)
テヌート(tenuto)は、その音の長さを十分に保つこと。楽譜上にはten.と略記されるほか、音符の上または下にーの記号をつけて示される。テヌートは、楽譜に記される演奏指示の一つで、「音を十分に伸ばして演奏せよ」という意味を持つイタリア語由来の用語である。音符の上や下に横線(—)で表記され、通常の音符の長さよりも少し長く、しっかりとした音の持続を示す。DTMでのMIDI編集やスコア作成では、テヌート指示を反映することで、演奏のニュアンスや表現力を豊かにし、フレーズに余韻や強調を加えることができる。特にクラシック音楽やジャズなどでの表現に効果的で、楽曲の感情表現に深みを与える重要な記号である。
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Published:2025/04/16 updated: