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キーボード・コントローラー(keyboard controller)

Posted by 有世犬

「キーボード・コントローラー(keyboard controller)」について、DTM用語の意味などを解説


キーボード・コントローラー DTM用語

キーボード・コントローラー(keyboard controller)

キーボード・コントローラー(keyboard controller)は、電子鍵盤楽器の音源部分を取り除いた、鍵盤部の機能のみを独立して持つキーボードの総称。キーボード・コントローラー単体では、音を出すことはできない。キーボード・コントローラー(keyboard controller)とは、DTMや音楽制作においてMIDI信号を送出し、ソフトウェア音源やハードウェア音源を操作・演奏するための入力デバイスである。一般的にはピアノ鍵盤の形状を持ち、演奏者が鍵盤を押すことで対応するMIDIノートオン/オフ信号やベロシティ情報を送信し、リアルタイムで音源の音を鳴らすことができる。

もともとはシステム型のシンセサイザーの鍵盤部分をキーボード・コントローラーと呼んでいたが、MIDIシステムにおけるマスター・キーボードやリモート・キーボードなどもキーボード・コントローラーの一種ということができる。キーボード・コントローラーは、音色を持たないため単体では音を出さず、コンピューターやシンセサイザー、サンプラーなどの音源モジュールに接続して使用される。多くはUSBやMIDI端子を介して接続し、DAWとの連携もスムーズである。ベロシティ(打鍵強弱)、アフタータッチ(鍵盤押下圧力)、ピッチベンドホイール、モジュレーションホイールなど、多彩な演奏表現を可能にするコントロール機能を備えている点が特徴であり、単なる鍵盤入力以上の操作性を持つ。サイズや鍵盤数は25鍵のコンパクトモデルから88鍵のフルサイズピアノ鍵盤モデルまで多様で、用途やスペースに応じて選択可能である。また、ノブやフェーダー、ボタンなどのコントローラーを追加搭載し、音色のパラメータ調整やDAWの操作に直接アクセスできるモデルも多い。これにより、ライブパフォーマンスやスタジオワークでの操作性が向上し制作効率を高める役割も果たしている。

「キーボード・コントローラー(keyboard controller)とは」DTM用語としての「キーボード・コントローラー(keyboard controller)」の意味などを解説

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