リアルタイム・レコーディング(real-time recording)
「リアルタイム・レコーディング(real-time recording)」について、DTM用語の意味などを解説
リアルタイム・レコーディング(real-time recording)
リアルタイム・レコーディング(real-time recording)は、シーケンサーやリズム・マシンにおける、パターンの記録方式のひとつで、キーボードの演奏をそのまま同時にデータに変換していくもの。シーケンサーのタイム・ベースによっては、演奏をほぼそのまま記録/再生できるため、演奏再現力は高い。しかし、これはわずかなタイミングのすれなども忠実に記録されてしまうことを意味するため、クオンタイズなどによって後加工されることがよくある。リアルタイム・レコーディングとは、演奏や音声をリアルタイムで録音する方法を指す。DTM環境では、MIDI演奏やオーディオ入力をそのまま即時に記録し、演奏のニュアンスやタイミングを忠実に捉えることができる。これに対し、ノンリアルタイムのオフライン録音は後からデータを生成する方式である。リアルタイム録音は演奏表現の自由度が高く、ライブ感のあるトラック作成に適しているが、環境や機器の遅延(レイテンシー)管理が重要となる。現代のDAWやインターフェースは高性能化しており、安定したリアルタイム録音が可能となっている。
「リアルタイム・レコーディング(real-time recording)とは」DTM用語としての「リアルタイム・レコーディング(real-time recording)」の意味などを解説
Published:2025/05/24 updated: