トライアド(triad)
「トライアド(triad)」について、DTM用語の意味などを解説
トライアド(triad)
トライアド(triad)は、3音構成の三和音のこと。ルート(根音)の上部に3度および5度音を重ねた形であるため、3度の長・短音程と5度の完全・増・減音程の組み合わせにより4種類のトライアドが成り立ち、それぞれ①メジャー・トライアド(長三和音)、②マイナー・トライアド(短三和音)、③オーギュメント・トライアド(増三和音)、④ディミニッシュ・トライアド(減三和音)といわれている。
このうち①、②のトライアドはこのままの形でも頻繁に使用され、それ自体でベーシック・コード(基本コード)に組み込まれている。いずれのトライアドも、四和音構成の各種のコードの母体として考えられている。トライアドとは、三つの音で構成される基本的な和音のことを指す。通常、根音、三度音(長三度または短三度)、そして五度音で成り立っている。メジャー・トライアドは長三度と完全五度、マイナー・トライアドは短三度と完全五度を持ち、それぞれ明るい響きと哀愁を帯びた響きを生み出す。DTMにおける作曲や編曲では、トライアドはコードの基本単位として多用され、楽曲の調性感や和声構造を形成する重要な要素である。和声理論の理解に欠かせない基礎知識であり、音楽制作の土台を支える存在である。
トライアド(音楽用語)
「トライアド(triad)とは」DTM用語としての「トライアド(triad)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: