コード・トーン(Chord tone)
「コード・トーン(Chord tone)」について、DTM用語の意味などを解説
コード・トーン(Chord tone)
コード・トーン(Chord tone)は、ベーシック・コードを構成している各音。コード・トーンとは、和音(コード)を構成する基本的な音のことを指す。例えばCメジャーコードの場合、C(根音)、E(長三度)、G(完全五度)がコード・トーンにあたる。コード・トーンはその和音の特徴的な響きを形成し、メロディやアレンジの中で特に重要な役割を持つ。DTMにおいては、コード・トーンを意識してメロディやベースラインを作ることで、調和の取れたサウンドを作り出しやすくなる。非コード・トーン(パッシングトーンやナンセストーン)との対比により、楽曲に動きや表情を加えることも可能だ。コード理論の基礎であり、作曲や編曲において必須の知識である。
非コード・トーン(non-chord tone)
非コード・トーンは、現在のコードに含まれない音のことを指し、メロディやハーモニーに動きや表情を加える役割を持つ。たとえば、Cメジャーコード(C・E・G)上で鳴るDやFは非コード・トーンとなる。代表的な非コード・トーンには、パッシング・トーン(通過音)、ネイバリング・トーン(隣接音)、アプローチ・トーン、サスペンションなどがあり、これらがあることで楽曲に緊張と解決のダイナミクスが生まれる。DTMでは非コード・トーンを効果的に使うことで、単調になりがちなコード進行に変化や興味深さを加え、より表情豊かなサウンドメイクが可能になる。
「コード・トーン(Chord tone)とは」DTM用語としての「コード・トーン(Chord tone)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: