エクスチェンジ(exchange)
「エクスチェンジ(exchange)」について、DTM用語の意味などを解説
エクスチェンジ(exchange)は、シーケンサー用語のひとつで、任意のデータを入れ換える機能のこと。元々エクスチェンジとは「交換」を意味する。エクスチェンジ(exchange)とは、DTMや音楽制作において、音楽データや設定情報、オーディオファイルを異なる機器やソフトウェア間でやり取りする行為、またはそのための仕組みを指す。特に、MIDIデータやプロジェクトファイル、プラグインプリセット、サンプルライブラリなどを他の制作環境に移動・共有する場合に用いられる用語である。
たとえば、あるDAWで作成したMIDIトラックやオーディオトラックを別のDAWに移す際、標準化されたフォーマットやエクスポート機能を通じてデータを「エクスチェンジ」することが可能である。
また、VSTやAUなどのプラグインではプリセットや設定情報をファイル化して他のユーザーと共有でき、音色の再現性や制作の効率化に寄与する。エクスチェンジは単なるコピーとは異なり、互換性や整合性を保ったまま情報を移動させる点が重要である。
さらに、エクスチェンジはネットワークを介したクラウド同期やオンラインライブラリ共有の概念にも拡張されており、複数の制作環境やユーザー間でのコラボレーションを円滑に行う基盤として機能する。
これにより、異なるスタジオや遠隔地のクリエイター同士でも、同一の素材やプロジェクト構造を扱いながら制作作業を進めることができる。
「エクスチェンジ(exchange)とは」DTM用語としての「エクスチェンジ(exchange)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: