レコーディング・フィルター(recording filter)
「レコーディング・フィルター(recording filter)」について、DTM用語の意味などを解説
レコーディング・フィルター(recording filter)
レコーディング・フィルターは、シーケンサーでリアルタイム・レコーディングを行なう際、不要なMIDI情報をカットするためのフィルター。通常、受信するMIDIチャンネルを指定するチャンネル・フィルターと、MIDIの情報別に受信するかどうかを指定するメッセージ・フィルターとがある。アフター・タッチ、ピッチ・ベンドなどはデータ量が多いため、演奏表現に必要ない場合はレコーディング・フィルターでカットするのが一般的。レコーディング・フィルターとは、録音時に不要な周波数成分を取り除くために使用されるフィルター処理のことを指す。
一般的なフィルター
一般的には、ローカットフィルター(ハイパスフィルター)を用いて低周波のノイズや風切り音、マイクスタンドの振動などを除去するケースが多い。とくにボーカルやアコースティック楽器の録音においては、不要な低域が録音されることでミックス時の濁りやマスキングが生じるため、レコーディング段階での適切なフィルタリングが重要となる。DAW上のプラグインだけでなく、マイクプリやオーディオインターフェース、マイク自体にもフィルター機能が備わっていることがあり、目的やソースに応じて使い分ける必要がある。
「レコーディング・フィルター(recording filter)とは」DTM用語としての「レコーディング・フィルター(recording filter)」の意味などを解説
Published:2025/05/29 updated: