DTM用語

デスクトップミュージック 用語辞典

リミッター(limiter)

Posted by 有世犬

「リミッター(limiter)」について、DTM用語の意味などを解説


リミッター DTM用語

リミッター(limiter)

リミッター(limiter)は、信号の最大レベルを、設定したレベルに抑える装置および回路。レコーディングでは規定以上の信号がレコーダーに加わる(そうするとテ一プが飽和して音は歪む)のを防ぐなど、また、PAでは大信号によってスピーカーが破壊されるのを防ぐなどのために使われる。設定した最大レベル(スレッショルド・レベル)以下の信号に対しては何の効果も持たないが、入力信号レベルがそれを越えると増幅率を減少させ、出力が大きくなるのを防ぐ。リミッターとは、音声信号の最大音量(ピーク)を制限し、特定のレベルを超えないようにするダイナミクス処理の一種。主にミックスやマスタリングの工程で使用され、クリッピングや歪みを防ぐ役割を持つ。コンプレッサーと似ているが、リミッターはより強力に音量の上限を固定し音割れを防止するために使われる。設定によっては音圧を大幅に上げることも可能で、音の迫力や存在感を増すための重要なツールとして、プロ・アマ問わずDTM制作に欠かせない機材の一つ。

スレッショルド・レベル以上の信号をどんな割合で抑え込むかは、一般にレシオと表示されたツマミで設定する。これを最大にしたとき(1:∞時)には、出力レベルは決してスレッショルド・レベル以上にはならない。よく似た機能の機械にコンプレッサーがあるが、これはリミッターと同じものと考えてよく(ギター用の小型機を除く)、概してレシオが1:10以下のものを指す場合が多い。したがって、現在の多くの機械では、コンプ動作とリミッター動作は同一の機械で実現できる。

Category : DTM用語り
Tags :

「リミッター(limiter)とは」DTM用語としての「リミッター(limiter)」の意味などを解説

ホームページ制作