DTM用語

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フラット(flat)

Posted by 有世犬

「フラット(flat)」について、DTM用語の意味などを解説


フラット DTM用語

フラット(flat)

フラット(flat)は、調号または臨時記号として使われ、記譜された音を半音低めることを指示する変記号(♭)を指す。また、「フラット気味」とは、正確な音のピッチ(音高)よりも低めの音となっていることを表わす。また、フラットはDTMにおいて周波数特性や音量バランスが均一である状態を指す。特にモニタリング環境においては、スピーカーやヘッドホンの再生特性がフラットであることが理想とされ、これは特定の帯域にブーストやディップがなく、原音に忠実なモニターサウンドを意味する。また、ミックスの仕上がりにおいてもフラットな音像は各要素が過不足なく配置されていることを示し、帯域ごとのピークやマスキングのない状態を目指すことが多い。DAWのアナライザーやスペクトラムメーターを活用することで、視覚的にフラットネスをチェックする手法も一般化している。ただし、フラットな状態が必ずしも音楽的に優れているとは限らず、ジャンルや制作意図に応じて意図的なEQ処理やダイナミクス調整によって抑揚を加えることも必要とされる。

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「フラット(flat)とは」DTM用語としての「フラット(flat)」の意味などを解説

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