フォルテ(forte)
「フォルテ(forte)」について、DTM用語の意味などを解説
フォルテ(forte)
フォルテ(forte)は、「強く」という意の強弱記号。フォルテは音楽記号において「強く」を意味し、記譜上では「f」で表記される。DTMにおいてはMIDIベロシティの高値、すなわち発音の強度やアタックの速さ、音色の硬質さを示すパラメータとして再現される。特にサンプルベースのインストゥルメントでは、ベロシティレイヤーが細かく設定されており、フォルテの入力によりより鮮烈なアーティキュレーションがトリガーされる。ピアノ音源ではハンマーアタックが鋭くなり、ストリングスではボウイングの圧が増し、ブラスではブレッシングが強調されるなど、音色のディテールが顕著に変化する。DAW上ではベロシティカーブやエクスプレッションコントロールと組み合わせることで、フォルテのダイナミクスを自然に演出することが可能となり、打ち込みにおいても生演奏に近い音楽的ニュアンスを実現する要素となる。
フォルテ(音楽用語)
「フォルテ(forte)とは」DTM用語としての「フォルテ(forte)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: