デジタル・キーボード(digital keyboard)
「デジタル・キーボード(digital keyboard)」について、DTM用語の意味などを解説
デジタル・キーボード(digital keyboard)
デジタル・キーボード(digital keyboard)は、エレクトリック・キーボードのうち、機構の一部、あるいは全部にデジタル方式を採用しているものの総称。デジタル・キーボードは、電子音源を内蔵し、多彩な音色やリズムパターンを演奏できる鍵盤楽器で、DTMにおいても広く活用される。デジタル・キーボード(digital keyboard)は、3種に大別できる。ひとつは音源をはじめ、音作りのすべての段階で音をデジタル符号化して処理するもの。もうひとつは音源とコントロール系にデジタルを使い、音色作りなどはアナログのもの。そして、音作りはアナログだが、コントロール系がデジタルのものである。つまり、楽器のどこかにデジタル部分があれば、それはデジタル・キーボードと呼び得る。コントロール系にデジタルを使うのは、音色メモリーなどの記億部分がデジタルの方が構成しやすいのと、MIDIの使用に対応するためである。MIDI機能を備え、DAWとの連携により演奏データの入力や編集が容易であることが特徴だ。軽量で持ち運びやすく、音量調整やヘッドフォン出力が可能なため、スタジオだけでなくライブや自宅練習にも適している。多機能で初心者から上級者まで対応できる汎用性の高いツールとして、デジタル音楽制作の現場で欠かせない存在となっている。
「デジタル・キーボード(digital keyboard)とは」DTM用語としての「デジタル・キーボード(digital keyboard)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: