DTM用語

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エンコード(encode)

Posted by 有世犬

「エンコード(encode)」について、DTM用語の意味などを解説


エンコード DTM用語

エンコード(encode)は、

  1. コンピューター用語では、データを1文字または1記号ごとにパルス列に符号化すること。電気的な広い意味では、信号や情報を、それを処理するシステムに合わせて加工すること。
  2. オーディオでは主にシステムの制限に合うように信号を加工することをいう。
    たとえばテープ・レコーダーの持つダイナミック・レンジ以上の信号を録音・再生するために、入力信号のダイナミック・レンジを圧縮することなどがそうである。

このようなエンコード処理を行なう機器や回路をエンコーダーと呼ぶ。通常、エンコーダーによって加工された信号はデコーダーによってもとの信号の形に復元される。

エンコード(encode)とは、アナログデータや別形式のデジタルデータを、特定の規格に基づいたデジタル形式に変換する処理を指す。音楽や映像の分野では、データ圧縮や転送、保存を効率的に行うために広く用いられている。

たとえば、音声データをMP3やAACなどのフォーマットに変換することはエンコードの代表例であり、ファイルサイズを小さくしつつ音質を保つ役割を持つ。映像ではMPEGやH.264などが一般的で、ストリーミングやDVD制作において欠かせない工程となる。

また、DTMにおいては制作した楽曲をWAVからMP3へ変換して配布したり、CD制作の際にRed Book規格に沿ったデータへ変換する場合など、エンコードの作業が必ず関わってくる。

逆に、圧縮データを元に戻す処理はデコード(decode)と呼ばれ、両者は常に対を成す概念である。エンコードは単なる変換ではなく、品質・互換性・容量のバランスを取る重要な技術である。

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「エンコード(encode)とは」DTM用語としての「エンコード(encode)」の意味などを解説

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