アップ・ビート(up beat)
「アップ・ビート(up beat)」について、DTM用語の意味などを解説
アップ・ビート(up beat)=ウラ。拍の裏側。指揮をとる時に拍の裏で手を振り上げることに由来する。アップ・ビート(up beat)とは、音楽理論や演奏において、小節の冒頭である強拍(ダウン・ビート)に先行して現れる弱拍や軽いアクセントを指す用語である。一般的には小節の最後の拍や、その直前に置かれる音がアップ・ビートに該当し、次の小節の始まりへ向けた推進力や流れを作る役割を担う。例えば、4分の4拍子であれば第4拍がアップ・ビートとなり、次の小節の第1拍へと自然に導く機能を果たす。
リズム的には緊張と解放の関係にあり、ダウン・ビートが着地点であるのに対して、アップ・ビートは助走や跳躍のような印象を与える。ジャズやポップスではシンコペーションやスウィング感を生む要素として重要視され、演奏者はアップ・ビートのニュアンスを強調することでリズムに独自のグルーヴを生み出すことができる。
「アップ・ビート(up beat)とは」DTM用語としての「アップ・ビート(up beat)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: