デジタルMTR(digital MTR)
「デジタルMTR(digital MTR)」について、DTM用語の意味などを解説
デジタルMTR(digital MTR)は、音声信号をデジタル符号に変換して記録するMTR。デジタルMTR(Digital Multi-Track Recorder)とは、複数のトラックを同時にデジタル録音・再生できる録音機器を指す。従来のアナログMTRに比べてノイズが少なく、音質劣化を抑えた高精度な録音が可能である。ハードディスクやフラッシュメモリに録音データを保存し、編集やミキシングも機器上で行えるモデルも多い。DTM制作においては、外部機器としての使用や、スタジオの録音作業での効率化に貢献し、プロ・アマ問わず幅広く利用されている。業務用で主に使われていたのは、固定ヘッド(通常のテープ・デッキと同じ、固定されたヘッド。これに対してビデオ・デッキやDATでは回転ヘッドが用いられる)でオープン・リール・テープに記録する方式で、DASH規格とPD規格がある。このほかにもビデオ・テープなどのカセットを用いる各社独自の規格もある。現代ではハードディスクを使用したものなど、ディスク、固体メモリー記録式のものも用いられる。
テープレス・レコーディング(tapeless recording)
「デジタルMTR(digital MTR)とは」DTM用語としての「デジタルMTR(digital MTR)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: