トラック・ダウン(track down)
「トラック・ダウン(track down)」について、DTM用語の意味などを解説
トラック・ダウン(track down)
トラック・ダウン(track down)は、マルチ・トラックの録音音源に収録された信号を再生しながら、バランスよくミキシングして、2トラックのマスター音源を作ること。トラック・ダウン(track down)とは、マルチトラックで録音・編集された複数のパートを、2ミックス(ステレオ)や指定フォーマットにまとめて書き出す作業、つまりミックスダウンのことを指す。エフェクト処理などもこのときに行なわれることが多く、トラック・ダウンによって音楽の印象が大きく変わることも珍しくない。 TD、 ミックス・ダウン、「落とし」とも呼ばれる。各トラックの音量バランス、定位(パンニング)、エフェクト処理、ダイナミクス調整などを施した上で、一つの完成形としてアウトプットする工程であり、音楽制作における仕上げ段階の一つである。DTM環境では、DAW上でリアルタイムまたはオフラインでレンダリングされ、最終的なマスタリングへと進むための土台となる。音楽的意図と技術的精度が問われる重要なプロセスである。
「トラック・ダウン(track down)とは」DTM用語としての「トラック・ダウン(track down)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: