調性(tonality)
「調性(tonality)」について、DTM用語の意味などを解説
調性(tonality)
調性(tonality)は、楽曲の全体または一部に設定されたトニック(主音)を中心とする音の組織とその影響力を指す。調性とは、音楽において特定の音(主音)を中心に据え、その音を基準に音階や和音が組み立てられる体系を指す。例えばCメジャー調ならC音が主音で、その音を中心に音の高低関係やコード進行が構築される。調性は楽曲に統一感と方向性を与え、聴き手に安定感や感情的な流れをもたらす。DTMでは調性を意識してメロディやハーモニーを作ることで、違和感のない自然な楽曲制作が可能になる。現代音楽や一部のジャンルを除き、多くの音楽は調性に基づいて構成されているため、DTM初心者にとっても基礎的かつ重要な概念である。メロディやハーモニーは楽曲の中で種々の展開を持つが、結局は調性の中心であるトニックに向かって引き寄せられ、その帰結が終止形を構成する。調性の中心を取り巻く音のあり方が調性の具体的な性格づけをし、ここに各種のキー(調)が示される。
調性(音楽用語)
「調性(tonality)とは」DTM用語としての「調性(tonality)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: