スロット(slot)
「スロット(slot)」について、DTM用語の意味などを解説
スロット(slot)
スロット(slot)は、コンピューターの機能を拡張するために設けられている接続端子。 DTMにおけるスロット(slot)とは、音源やエフェクト、サンプラーなどの内部で、特定の音色やサンプル、パラメータ設定を格納・管理するための枠や領域を指す用語である。ドラムマシンでは各パッドに対応する音がスロットに割り当てられ、サンプラーでは複数のスロットに異なるサンプルをロードし、ベロシティやキーレンジによって切り替えられる。スロットは単なる保存領域ではなく、リアルタイムでのトリガーやモジュレーション対象にもなり得る。マルチティンバー音源においては、各MIDIチャンネルごとにスロットが用意され、個別の音色設定が可能となる。これにより、ひとつのインスタンスで複数の音色を同時に扱う構成が実現され、DTM制作の効率性と音作りの柔軟性が大きく向上する。スロットの概念は、ソフト・ハード問わず多くの音源やツールで共通する基本構造のひとつである。MIDIインターフェイスやSCSIボードなど、コンピューターが標準で装備していない機能を付加する際に、スロットに拡張ボードを接続する。
「スロット(slot)とは」DTM用語としての「スロット(slot)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: