マルチサンプリング(multi-sampling)
「マルチサンプリング(multi-sampling)」について、DTM用語の意味などを解説
マルチサンプリング(multi-sampling)
マルチサンプリング(multi-sampling)は、あるひとつの音色用に、さまざまな音域や音の強さでサンプリング・データをとること。サンプリングした音高、音の強さと実際に演奏する際の音程、音の強さとの差が大きいと音の再現性が低くなるため、これを避けるために複数のポイントでサンプリングを行ない、音の再現性を高める手法。マルチサンプリングは、楽器の異なる音程や演奏ニュアンスごとに複数のサンプルを収録し、それを鍵盤やMIDIノートに割り当てて再生する技術を指す。単一のサンプルを単純にピッチシフトする方法と比べ、リアルで自然な音色表現が可能になるため、特にアコースティック楽器の再現に効果的だ。例えば、ピアノの低音から高音まで各音域で録音したサンプルを用い、演奏のダイナミクスやタッチの違いも多段階で収録することで、より繊細な表現が実現される。DTMや音源制作において、マルチサンプリングは高品質な音作りの基本技術となっている。
「マルチサンプリング(multi-sampling)とは」DTM用語としての「マルチサンプリング(multi-sampling)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: