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音源ボード(sound board)

Posted by 有世犬

「音源ボード(sound board)」について、DTM用語の意味などを解説


音源ボード DTM用語

音源ボード(sound board)

音源ボード(sound board)=サウンド・ボード、音源モジュール(tone generator module)
電子楽器の鍵盤部分を取り除き、音源部の機能のみを独立させた機器。略して音源とも呼ばれる。音源ボード(sound board)とは、音声信号を生成・処理・出力するためのハードウェア機器であり、パソコンやシンセサイザーなどに内蔵されている、または外部接続される形で使用される。DTM黎明期においては、音源ボードはMIDI信号を音に変換する中心的な役割を担っていた。 MIDIシステムでは、1台のMIDIキーボード・コントローラーがあればそれ以外の楽器は鍵盤を必要としないため、音源をモジュール化することの利点は多い。シ一ケンサー用音源として、あるいはギター・シンセサイザー、ウィンド・シンセサイザーなどの音源としても利用できる。

1990年代には、PCに拡張スロットで装着するタイプの音源ボード(たとえばRolandのSound CanvasシリーズやYamahaのXG対応音源など)が普及し、多くの作曲家やアマチュアユーザーに親しまれた。これらはGM(General MIDI)規格に準拠し、多彩な音色を標準で備えていたことが特徴である。現在では、ソフトウェア音源の発展により物理的な音源ボードは主流ではなくなったが、オーディオインターフェースやDSP内蔵カードとして進化し、プロユースの制作現場では依然として重要な役割を果たしている。

「音源ボード(sound board)とは」DTM用語としての「音源ボード(sound board)」の意味などを解説

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