音像(stereo imaging)
「音像(stereo imaging)」について、DTM用語の意味などを解説
音像(stereo imaging)
音像(stereo imaging)は、トラック音の位置のこと。音の前後左右感。音像(stereo imaging)とは、音楽再生時にリスナーが知覚する音の定位や広がり、空間的配置を指す概念である。ステレオ再生環境では、音が左右どちらから聴こえるか、中央に定位しているか、あるいは奥行きや高さを感じられるかといった情報が音像に含まれる。
DTMにおいては、パンニングやステレオ・マイキング、リバーブやディレイなどの空間系エフェクトを用いて音像を構築・調整する。これにより、各楽器が混ざらずに明瞭に聴こえ、音楽全体の立体感や臨場感を高めることができる。たとえばドラムのハイハットを右側に、ギターを左に定位させるといった処理は、典型的な音像の操作例である。
また、音像の広がりを適切に調整することは、ミックスの完成度に直結する。単に定位を振るだけでなく、周波数帯域ごとのバランスや、モノラル再生時の整合性まで意識することが、高品質なサウンド作りには不可欠である。音像はエフェクターや音量、他トラック音との相対感などにより決定する。Panによって左右に音像を変化させるのが代表的。
「音像(stereo imaging)とは」DTM用語としての「音像(stereo imaging)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: