ローカル・コントロール(local control)
「ローカル・コントロール(local control)」について、DTM用語の意味などを解説
ローカル・コントロール(local control)
キーボード・タイプのシンセサイザーは、通常鍵盤で本体音源を鳴らすが、シーケンサーなどと組み合わせてMIDIマスター・キーボード+MIDI音源として使用する場合には、鍵盤部と音源部とが独立していた方がコントロールしやすい。この鍵盤部と音源部の内部接続を切り換えるのがローカル・コントロールである。ローカル・コントロール(local control)で、ロ-カル・オフにすると内部接続が切り離される。ローカル・コントロールとは、MIDIキーボードやシンセサイザーにおいて、鍵盤から発した信号が内部音源に直接送られるかどうかを制御する設定。通常、オンにすると鍵盤の演奏がそのまま内蔵音源を鳴らす。DTM制作では、DAW経由でMIDIルーティングを行う際に、ローカル・コントロールをオフにすることで信号の重複やエコーを防ぎ、正確なMIDI制御が可能になる。スタジオ環境やライブ設定でも重要な基本設定の一つである。
ローカル・オフの状態
ローカル・オフの状態では、鍵盤の演奏情報はMIDI出力され、音源部はMIDI入力のみを受け付けるようになる。オフにするとMIDI信号は外部機器やDAWにのみ送られ、内部音源とは切り離される。
コントロール・チェンジの情報としても規定
また、ローカル・コントロールはコントロール・チェンジの情報としても規定されており、外部からローカル・オン/オフを切り換えることも可能である。
「ローカル・コントロール(local control)とは」DTM用語としての「ローカル・コントロール(local control)」の意味などを解説
Published:2025/05/30 updated: