ポート(port)
「ポート(port)」について、DTM用語の意味などを解説
ポート(port)
ポート(port)は、周辺機器などを接続する入出力端子。DTMにおけるポート(port)とは、MIDIやオーディオ、データ通信などの信号の“出入り口を指す概念である。物理的なハードウェアポートと、ソフトウェア内部で定義される仮想ポートの両方が存在し、これらを適切に接続・設定することで、音楽制作のあらゆる信号経路が成立する。
MIDIインターフェースの「MIDI IN/OUT」ポートは、外部シンセやMIDIキーボードとの通信路を構成する物理ポートであり、そこに仮想MIDIポート(IAC BusやLoopMIDIなど)を介せば、ソフトウェア間でMIDI信号をルーティングすることも可能となる。これにより、複数のDAWやVSTプラグインを連携させる高度なセットアップが実現できる。また、オーディオインターフェースの「オーディオポート」は、アナログ/デジタルの音声信号が出入りするチャンネルとして機能し、DAW内部でも「出力ポート1–2」「入力ポート3–4」などと表記される。こうしたポートの割り当ては、トラックごとのルーティングや録音、モニタリング設定に直結する。さらに、VSTプラグインやオーディオドライバの実装においてもポートは信号の送受信を行う論理的な端点として不可欠であり、制作環境の構築やトラブルシューティングにおいてその理解は極めて重要である。
「ポート(port)とは」DTM用語としての「ポート(port)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: