バルク・データ(bulk data)
「バルク・データ(bulk data)」について、DTM用語の意味などを解説
バルク・データ(bulk data)
バルク・データ(bulk data)は、シンセサイザーの全音色、あるいはバンク内の音色など、まとまった音色データ単位を指す。バルク・データは、MIDI機器やデジタル音楽制作において大量の設定情報や音色データを一括で送受信するためのデータ形式を指す。例えば、シンセサイザーのプリセットやパッチの全設定値をまとめて転送する際に用いられ、個別のコントロールチェンジやプログラムチェンジでは対応できない複雑なデータ管理が可能となる。エクスクルーシブによるデータ転送などではバルク・データとして転送されることが多い。バルク・データは主にMIDIのシステムエクスクルーシブ(SysEx)メッセージとして扱われ、機器間のバックアップやプリセット共有、カスタム音色の移行などに活用される。DTM制作では、効率的に音色管理を行うための重要な手段であり、作業の自動化や環境の再現性向上に貢献する。
「バルク・データ(bulk data)とは」DTM用語としての「バルク・データ(bulk data)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: