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ノート(note)

Posted by 有世犬

「ノート(note)」について、DTM用語の意味などを解説


ノート DTM用語

ノート(note)

ノート(note)=音符。DTMにおけるノート(note)とは、音の高さと長さを表す基本的な音符情報であり、主にMIDIデータ上で扱われる。ノートは単なる音の名前ではなく、具体的なピッチ(音高)、ベロシティ(打鍵強度)、オンタイム(発音のタイミング)、デュレーション(音の長さ)といった複数のパラメータを内包するデジタルイベントとして機能する。たとえば、「ノートオン」は鍵盤を押した瞬間の情報で、「ノートオフ」は鍵盤を離した瞬間を示す。DAW内部ではこれら2つのイベント間の時間差から音の持続時間を計算し、ノート長として表示する。これにより、リアルタイム入力・ステップ入力・ピアノロール編集のいずれでも、演奏情報を正確に制御できるようになる。音楽的時間と高さをデジタルで表すMIDIの最小単位。

ノートとは、音楽表現の点をデジタル上で精緻に描くためのデータ単位であり、DTMにおける音楽構築の最も基本かつ強力な構成要素である。MIDIノートナンバー(例:60=C4)を使えば、楽器やソフト音源に共通の基準で音を送信でき、異なるハードウェアやソフトウェア間でも一貫したピッチ制御が可能となる。ノートの入力・編集・クオンタイズトランスポーズなどの処理は、DTM制作における根幹的操作であり、精密な演奏表現からエレクトロニックなシーケンス構築まで、その応用は広い。

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「ノート(note)とは」DTM用語としての「ノート(note)」の意味などを解説

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