ステータス・バイト(status byte)
「ステータス・バイト(status byte)」について、DTM用語の意味などを解説
ステータス・バイト(status byte)
ステータス・バイト(status byte)は、MIDI情報のバイト列のうち、MIDIメッセージの種類を示す部分。ステータス・バイト(status byte)とは、MIDIメッセージの構成要素の一つで、各メッセージの種類や送信先チャンネルを識別するための情報を含む1バイト(8ビット)のデータである。MIDIプロトコルにおいて、ステータス・バイトは常にデータ・バイトとは異なり、最上位ビットが1に設定されているため、データ・バイト(最上位ビットが0)との判別が容易である。これにより、MIDI受信機はメッセージの開始点を認識し、正確にデータを解析できる。具体例として、ノート・オンやノート・オフ、コントロールチェンジ、プログラムチェンジなどの命令がステータス・バイトで示され、その下位4ビットはチャンネル番号(0〜15)を表す。たとえば、ノート・オンメッセージのステータス・バイトは0x90〜0x9Fの範囲となり、各チャンネルごとに異なる値を持つ。この構造により、複数のMIDI機器間で効率的かつ同時に通信を行うことが可能となっている。MIDI情報は8ビット構成の複数バイトのメッセージで、このうち80H以上のものがステータス・バイトとして認識される。
「ステータス・バイト(status byte)とは」DTM用語としての「ステータス・バイト(status byte)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: