サンプル(sample)
「サンプル(sample)」について、DTM用語の意味などを解説
サンプル(sample)
サンプル(sample)は、サンプリングによって取り込まれた素材段階のウェーブ・データのことを指す。DTMや音楽制作におけるサンプル(sample)とは、音声や音響信号の一部をデジタル化した短い音素材を指す。通常は楽器の音色、ボーカルフレーズ、環境音などが録音され、波形データとして保存される。これらのサンプルは音源として単独で使用されることもあれば、ループやフレーズの一部として組み合わせて新たな楽曲を作り出す素材としても活用される。サンプルは波形編集ソフトやサンプラー、DAW内のサンプラー機能で加工・調整が可能であり、ピッチ変更やタイムストレッチ、エフェクト処理を施すことで多彩な音色変化を実現できる。特にヒップホップやエレクトロニカなどのジャンルでは、既存の音源を切り貼りして再構成するサンプリング技術が創造性の核となっている。また、サンプルの質や解像度は音質に直結し、CDクオリティ(44.1kHz、16bit)以上の高解像度サンプルを使うことで、よりクリアで臨場感のある音楽制作が可能となる。
「サンプル(sample)とは」DTM用語としての「サンプル(sample)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: