ゲイン(gain)
「ゲイン(gain)」について、DTM用語の意味などを解説
ゲイン(gain)
ゲイン(gain)=入力レベル。ゲイン(gain)とは、音響・DTMにおいて信号の入力レベルや増幅度を示す重要なパラメータである。具体的には、マイクプリアンプやオーディオインターフェースの入力段階で音声信号の振幅を増幅する度合いを指し、単位はデシベル(dB)で表される。
様々な機器やトラックに使用され音の大きさをコントロールされるために使用される。入力の信号を増幅する。どれくらい増幅するのかをコントロールするために用いられる。ゲインは入力音量であり、一定以上ゲインを高めると音が歪む。なお、ボリュームは出力音量である。適切なゲイン設定は、録音の音質を大きく左右し、過度な増幅はクリッピングやディストーションを引き起こし、低すぎるとノイズフロアに埋もれる原因となるためバランスが求められる。
DTM環境では、DAW内のプラグインやミキサーチャンネルにもゲインコントロールが存在し、トラック間の音量調整やエフェクト前後の信号レベル最適化に利用される。例えば、コンプレッサー前のゲイン調整はサチュレーション効果や圧縮のかかり具合に影響を与え、音作りの重要な工程となる。また、マスタリング工程においては、全体のラウドネスを制御しつつ音のダイナミクスを維持するために細かいゲイン調整が施される。ゲインは「トラックの音量」と混同されやすいが、ゲインは信号の入力段階や処理前の増幅度を意味し、フェーダーやボリュームは最終的な出力レベルを調整する役割を持つ点で区別される。
「ゲイン(gain)とは」DTM用語としての「ゲイン(gain)」の意味などを解説
Published:2025/04/15 updated: