ローインターバルリミット(low interval limit)
「ローインターバルリミット(low interval limit)」について、DTM用語の意味などを解説
ローインターバルリミット(low interval limit)
ローインターバルリミット(low interval limit)は、低い音程で和音を構成するときの響きが濁らない限界範囲。低音の和音で音の響きが濁る原因は、低音の方が倍音が増えるためである。こうした倍音による音の濁りに関する低音における和音の限界範囲が、ローインターバルリミットである。ローインターバルリミットとは、音楽理論において低音域で使用できる和音の各音程間の限界を指す概念である。特に低い音域では、音程が狭すぎると不自然な濁りや音の干渉が発生しやすく、クリアな和音として成立しにくくなる。そのため、バスラインや低音部で和音を構成する際には、十分に音程を広げて配置する必要がある。DTMにおいてもこの原則を無視すると、ミックス時に音が団子状に混濁してしまう原因となる。特にストリングスやブラスのボイシングでは、このローインターバルリミットの理解が音の明瞭さに大きく関わってくる。
「ローインターバルリミット(low interval limit)とは」DTM用語としての「ローインターバルリミット(low interval limit)」の意味などを解説
Published:2025/05/30 updated: