ロケーター(locater)
「ロケーター(locater)」について、DTM用語の意味などを解説
ロケーター(locater)
ロケーター(locater)は、主にMTRのリモコンを指す。 MTRの本体で可能な操作以外に、任意のテープ位置への早送り/巻き戻し、キュー再生なども可能である。DTMにおいてロケーター(locater)とは、DAWのタイムライン上における任意のポイントを記録・呼び出し可能にする位置指定機能を指す。ロケーターは、主に再生開始点・終了点の定義、ループ範囲の設定、オートメーションの起点管理、編集作業時の迅速なナビゲーションを目的として活用される。
スタートロケーター(start locator)とエンドロケーター(end locator)
多くのDAWでは、「スタートロケーター(start locator)」「エンドロケーター(end locator)」として2点間を指定し、その範囲をループ再生・録音対象とするのが一般的な用法である。これにより、任意のセクション(例:サビ、ブリッジ、間奏など)を反復的に制作・修正する作業が効率化される。また、マーカートラックやセクションラベルと連携させることで、ロケーターを楽曲構造の中核的な編集ガイドとして機能させることも可能である。
オートロケート(auto-locate)機能やロケーター・ジャンプのMIDIマッピング
さらに高度な活用として、オートロケート(auto-locate)機能やロケーター・ジャンプのMIDIマッピングを活用すれば、ライブパフォーマンスや即時編集時におけるリアルタイムなセクション移動も実現できる。これにより、ロケーターは単なる再生ポイントの記録手段にとどまらず、制作フロー全体を構造的に把握・制御するための重要なナビゲーションツールとして機能するのである。
「ロケーター(locater)とは」DTM用語としての「ロケーター(locater)」の意味などを解説
Published:2025/06/02 updated: