ピッチ・ベンダー（pitch bender）
「ピッチ・ベンダー（pitch bender）」について、DTM用語の意味などを解説
ピッチ・ベンダー（pitch bender）
ピッチ・ベンダー（pitch bender）は、電子楽器などにある、ピッチ・ベンド効果を作るためのコントローラ。普通、鍵盤の左側についていて、形状はホイール型、レバー型が一般的。これを操作することにより、楽器のピッチを連続的に上下させることができる。ベンダー、ベンド・ホイール、ベンド・レバーなどともいう。ピッチ・ベンダーとは、シンセサイザーやMIDIキーボードに装備された物理的なコントローラーで、演奏中に音程をリアルタイムで滑らかに変化させるために使用される。通常はホイールやレバーの形状をしており、左右や上下に動かすことでピッチ・ベンド信号を送出し、接続された音源の音高を連続的に上下に操作する。ピッチ・ベンドの効果はギターのチョーキングや管楽器のスライド、ボーカルのポルタメントに似た自然な表現をデジタル音源でも再現可能にし、演奏に豊かなニュアンスを加える。DAW内ではこの操作がMIDIデータとして記録・編集でき、正確な表現制御が可能となる。ピッチ・ベンダーの感度や範囲は多くの機器で調整可能であり、制作やライブパフォーマンスでの重要な表現手段として欠かせない存在である。
「ピッチ・ベンダー（pitch bender）とは」DTM用語としての「ピッチ・ベンダー（pitch bender）」の意味などを解説
Published：2025/04/17 updated：
