パラメーター(parameter)
「パラメーター(parameter)」について、DTM用語の意味などを解説
パラメーター(parameter)
パラメーター(parameter)は、可変要素のこと。回路や機械を動かすとき、操作できる要素を指す。簡単な例としては、ラジオの音量を変化させるボリュームのツマミもひとつのパラメーターである。シンセサイザーなどの電子楽器では、音を作るためにセッティングするすべての要素のひとつひとつがパラメーターである。したがって、シンセの音色メモリーはパラメーターを記憶する機能といえる。パラメータ。パラメーターとは、音楽制作において音を構成・変化・制御するための数値的な操作対象であり、DTMにおけるあらゆる音響処理や表現の中心に位置する重要な要素である。正確な理解と使いこなしは、音楽表現の幅と深さを飛躍的に広げる鍵となる。
DTMにおけるパラメーター(parameter)とは、音作りや制御の根幹をなす概念であり、音色、エフェクト、演奏表現などあらゆる要素の設定値を数値化したものを指す。シンセサイザーにおいては、オシレーターの波形選択、フィルターのカットオフ周波数やレゾナンス、エンベロープのアタックやディケイなど、個々の音色を形成する各種設定値がすべて「パラメーター」として管理されている。エフェクトにおいても、リバーブの残響時間、ディレイのフィードバック量、コンプレッサーのスレッショルドなど、サウンドの質感を調整するための細かい設定はすべてパラメーターに含まれる。DTMでは、これらのパラメーターをオートメーションで時間的に変化させたり、MIDIコントローラーでリアルタイムに操作したりすることにより、静的な音に動的な表情を加えることが可能となる。また、DAWやプラグインによっては、パラメーターの数値を直接入力したり、マクロコントロールで複数のパラメーターを一括管理したりすることもできる。これにより、音の微細なニュアンスや演奏時の感情表現まで、緻密にコントロールすることが可能になる。
「パラメーター(parameter)とは」DTM用語としての「パラメーター(parameter)」の意味などを解説
Published:2025/04/17 updated: