ディザリング(dithering)
「ディザリング(dithering)」について、DTM用語の意味などを解説
ディザリング(dithering)
ディザリング(dithering)は、音データをCDへ記録するためにはビット数を16bitまで落とす必要があるが、32bitなどのビットDAW環境で高で制作されたデータを16bitへ落とす際に音質劣化を防ぐ処理技術。ディザリング(dithering)とは、音声データのビット深度を下げる際に生じる量子化誤差を軽減するために、意図的に微小なノイズを加える処理である。たとえば、24ビット音源を16ビットに変換する場合、単に切り捨てると歪みや不自然なノイズが発生するが、ディザリングを行うことでそれらを人間の耳に自然に感じさせることができる。DTMにおいては、ミックスダウンやマスタリングの最終段階で使用され、音質の劣化を最小限に抑える重要なテクニックである。特にCD用音源の制作では欠かせない工程のひとつとされている。
「ディザリング(dithering)とは」DTM用語としての「ディザリング(dithering)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: