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スレーブ(slave)

Posted by 有世犬

「スレーブ(slave)」について、DTM用語の意味などを解説


スレーブ DTM用語

スレーブ(slave)

スレーブ(slave)は、マスターに対して使われる言葉。マスターが「主」でスレーブは「従」である。DTMにおけるスレーブ(slave)とは、マスターから送信されるMIDI信号やテンポ情報を受け取り、その指示に従って動作する機器やソフトウェアの状態を指す用語である。典型的には、外部シーケンサーやMIDIキーボードなどがマスターとなり、スレーブは再生開始、停止、テンポの同期などを自動的に追従して制御される。これにより、複数の機器を正確にタイミング一致させて演奏や録音を行うことが可能になる。現在では、「スレーブ」という用語は技術的な背景から根強く使われているが、人権や差別に関する社会的配慮から、代替語として「フォロワー」「クライアント」「受信側」などの表現が提案されることも増えている。たとえば、シンクロ演奏を行なう場合、コントロールする側がマスターで、コントロールされる側をスレーブと呼ぶ。機器の場合は親機に対する子機を意味する。たとえば、リズムマシンをスレーブとして設定すれば、DAWの再生ボタンを押すだけで同期再生が始まり、テンポも自動的に一致する。また、MIDIクロックやMTC(MIDIタイムコード)を用いた同期では、スレーブがマスターの信号を常に監視しながら追従動作することで、演奏のズレやテンポの不一致を防ぐ。

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「スレーブ(slave)とは」DTM用語としての「スレーブ(slave)」の意味などを解説

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