スタッカート(staccato)
「スタッカート(staccato)」について、DTM用語の意味などを解説
スタッカート(staccato)は、音符を短く演奏することを指示する用語で、音符の上部に点(・)をつけて示されるほかに、「stacc.」の略号が使われる。アクセント記号(>)と併用されることも多い。スタッカート(staccato)とは、音符の演奏表現の一つで、音を短く切ってはっきりと演奏する奏法を指す。DTMにおいては、スタッカートのニュアンスを再現するために、ノートの長さを短縮したり、アタックを強調したりすることで音の断片的で軽快な特徴を表現する。多くのソフト音源やサンプラーにはスタッカート専用の奏法プリセットやアーティキュレーションが用意されており、ピアノや弦楽器、管楽器など幅広い楽器音に適用可能。MIDIシーケンス上では、ノートのオン・オフのタイミングを細かく調整することでスタッカート感を演出し、特に高速フレーズやリズミカルなパッセージに効果的である。また、エクスプレッションやベロシティの変化を組み合わせることで、より自然で人間味のあるスタッカート表現が可能となる。スタッカートは楽曲のリズムにアクセントを加え、曲全体の躍動感やメリハリを生み出す重要な演奏技法のひとつである。
「スタッカート(staccato)とは」DTM用語としての「スタッカート(staccato)」の意味などを解説
Published:2025/04/16 updated: