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エルエフオー(LFO)

Posted by 有世犬

「エルエフオー(LFO)」について、DTM用語の意味などを解説


エルエフオー DTM用語

エルエフオー(LFO)

エルエフオー(LFO)は、Low Frequency Oscilatorの略。エルエフオー(LFO:Low Frequency Oscillator)とは、可聴帯域よりも低い周波数帯域(一般に0.1Hzから20Hz程度)で発振する低周波オシレーターのことである。LFO自体は音として直接聴こえることは少ないが、シンセサイザーやエフェクターにおいて音色の変化を周期的にコントロールするために用いられる重要なモジュールである。

三角波、ノコギリ波、パルス波などの低周波を周期的に発生させる装置で、シンセサイザーに搭載されることが多い。エンハンサー音を歪ませ上下各々の倍音を作り出して音質を整えたり強調したりする機能。

代表的な用途としては、ピッチに適用してビブラートを生じさせたり、アンプに適用してトレモロ効果を与えたり、フィルターに適用してワウのような周期的なカットオフ変化を作り出すといった手法がある。LFOの波形にはサイン波、三角波、矩形波、ノコギリ波、ランダム波などがあり、それぞれ異なるモジュレーション効果を与えることができる。

さらに現代のソフトウェア・シンセサイザーでは、複数のLFOを同時に使用したり、同期機能を用いてDAWのテンポと合わせたリズミカルな変化を作り出すことも可能である。したがってLFOは、音響合成やサウンドデザインにおいて音色に生命感や揺らぎを付与し、電子音楽に独特の表情を与える不可欠なモジュレーション源である。

「エルエフオー(LFO)とは」DTM用語としての「エルエフオー(LFO)」の意味などを解説

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